赤ちゃんの名前を考えているとき、何度も声に出して呼んでみることがありますよね。
「ひなた」
「そうた」
「ゆうな」
どれも素敵な響きですが、今日は少し変わったことをしてみませんか?
名前を、手拍子で演奏してみるのです。
楽器も楽譜も必要ありません。
手のひらが二つあれば、すぐに始められます。
名前には、リズムがある?
私たちは普段、名前を文字として見ています。
でも、名前は声に出すと音になります。
そして、日本語の音には「拍(モーラ)」と呼ばれる、リズムを数えるときの単位があります。
例えば、
「ひなた」は「ひ・な・た」で3拍。
「さくら」は「さ・く・ら」で3拍。
「ゆうな」は「ゆ・う・な」で3拍。
ここで面白いのは、文字の数と拍の数が必ずしも同じではないことです。
「しょうた」は「しょ・う・た」で3拍。
「りょう」は「りょ・う」で2拍。
小さな「ゃ」「ゅ」「ょ」は前の音と一緒に数えますが、伸びる音や「ん」は、それぞれ1拍として数えます。
普段は意識しない名前のリズムが、少し見えてきませんか?
まずは、名前を手拍子してみよう
やり方は簡単です。
例えば「ひなた」なら、
「ひ・な・た」
と声に出しながら、3回手を叩いてみます。
次は「ゆうな」。
「ゆ・う・な」
同じ3拍ですが、声に出したときの感じは少し違うかもしれません。
今度は家族の名前でも試してみましょう。
お父さんの名前。
お母さんの名前。
お兄ちゃんやお姉ちゃんの名前。
一人ずつ手拍子してみると、家族の名前が小さな音楽のようになります。
名前をつなげて、家族のリズムを作ろう
ここからが、今日の遊びの本番です。
家族の名前を順番につなげてみましょう。
例えば、
「た・ろ・う」
「は・な・こ」
「ひ・な・た」
と続けて、手拍子します。
同じテンポで叩いてもいいですし、途中で少し速くしても構いません。
慣れてきたら、手拍子の代わりに机を指で軽く叩いたり、膝をポンと叩いたりしてみましょう。
名前を一つずつ呼ぶだけだったのに、いつの間にか家族だけのリズムができているかもしれません。
名前のリズムに、メロディーをつけたら?
もう一歩、遊んでみましょう。
今度は、名前を歌うように呼んでみるのです。
「ひーなーたー♪」
「さくらっ♪」
「そうたー♪」
音程は自由です。
上手に歌う必要もありません。
家族でそれぞれ考えてみると、同じ名前なのに違うメロディーになることもありそうです。
「その呼び方、なんだかかわいいね」
「こっちは元気な感じがする!」
そんな会話も楽しめます。
気に入ったメロディーができたら、スマートフォンで短く録音しておくのもいいですね。
名前が決まった頃の家族の声が、思い出として残ります。
いつか、その子と一緒に演奏できたら
今はまだ、お腹の中にいる赤ちゃん。
あるいは、生まれたばかりで、名前を呼ばれても返事はできないかもしれません。
でも、いつか少し大きくなったとき、
「あなたの名前には、こんなリズムがあるんだよ」
と、一緒に手拍子できたら楽しそうです。
その頃には、子ども自身が新しいリズムを考えてくれるかもしれません。
家族の名前をつなげて、一曲作ってしまうかもしれませんね。
名前は、呼ぶたびに音になる
名前を考えるとき、私たちは漢字や意味、読み方など、いろいろなことを考えます。
でも、名前にはもう一つ、身近な楽しみがあります。
それは、声に出すと音になること。
いつも呼んでいる名前も、少し遊び方を変えるだけで、新しい発見があるかもしれません。
今日、家族で名前を一つずつ手拍子してみませんか?
上手に演奏できなくても大丈夫。
途中で笑ってしまっても、それも楽しい時間です。
名前は、赤ちゃんへの最初の贈り物。
その名前を考えていた頃の家族の声や笑い声も、いつか一緒に贈れる思い出になるのかもしれません。


コメント