赤ちゃんの名前を考えるとき、どんなことをしていますか?
名前の候補を探したり、漢字の意味を調べたり。
気になる名前を声に出して呼んでみることもあるかもしれません。
では、その名前を、実際に紙に書いてみたことはありますか?
スマートフォンの画面で見ていた名前も、自分の手で書いてみると、少し違って見えることがあります。
縦書きにしてみたり、ひらがなで書いてみたり。
いつものボールペンを筆ペンに持ち替えてみたり。
今回は、そんな小さな体験を紹介します。
名前を決めるための試験ではありません。
夫婦や家族で、名前を考える時間そのものを楽しんでみませんか?
ようこそ、「名前のひろば」へ
「名前のひろば」は、名前について調べるだけでなく、実際に何かを試してみる場所です。
名前を書いたり、呼んでみたり、家族と話してみたり。
そこから生まれる発見を楽しむ、小さな企画をお届けします。
第一回のテーマは、
「名前を、書いてみよう」
です。
特別な道具も、きれいな字を書く技術も必要ありません。
紙とペンがあれば始められます。
まずは、好きな名前を三つ書いてみよう
用意するもの:紙、ボールペン、あれば筆ペン
最初に、気になっている名前を三つほど書いてみましょう。
すでに候補が決まっているなら、その名前でかまいません。
まだ候補がなければ、以前から好きだった名前や、響きが気になる名前でも大丈夫です。
一つしか思いつかなければ、一つでも構いません。
ここでは、どれが一番よい名前かを決めなくても大丈夫。
まずは紙の上に、名前を並べてみます。
① 縦書きと横書きで、比べてみる
同じ名前を、縦書きと横書きで書いてみましょう。
普段は横書きで見ることが多い名前も、縦書きにすると違う印象を受けるかもしれません。
名字と合わせて書いてみるのも面白そうです。
「縦に書くと、こんな感じなんだ」
「思っていたより、漢字が大きく見えるね」
そんな発見があれば、それで十分。
字のバランスに正解を求める必要はありません。
いつもと違う形で、名前を眺めてみる。
それが最初の体験です。
② ひらがなでも書いてみる
次は、漢字で考えている名前を、ひらがなでも書いてみます。
たとえば、漢字では落ち着いた印象だった名前が、ひらがなになると柔らかく感じられるかもしれません。
反対に、ひらがなで気に入っていた響きも、漢字にすると違う魅力が見つかることがあります。
名前は、漢字だけで使われるわけではありません。
読み方を伝えたり、ひらがなで書いたりする場面もあります。
同じ名前を、違う文字で見てみる。
それだけでも、新しい発見があるかもしれません。
響きが気に入っているけれど、どんな漢字にするか迷っている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
→ 赤ちゃんの名前、響きは決まった。漢字はどうやって選べばいい?
③ 筆ペンで書いてみる
さて、ここからが今回のお楽しみです。
もし家に筆ペンがあれば、候補の名前を書いてみましょう。
筆ペンがなければ、いつもと違う太さのペンでも構いません。
ボールペンで書いたときとは、線の太さや文字の雰囲気が変わります。
書き慣れない漢字なら、思わず手が止まるかもしれません。
「この字、筆で書くと難しいね」
「こっちの名前、意外と書きやすい!」
「ちょっと見て、字がすごいことになった(笑)」
そんな会話が生まれたら、楽しい時間になりそうです。
上手に書く必要はありません。
書道の採点をするわけでもありません。
大切なのは、実際に書いてみることです。
④ 今度は、お互いに書いてみる
夫婦で名前を考えているなら、同じ候補をそれぞれ書いてみるのも面白そうです。
同じ名前でも、書く人によって文字の雰囲気は違います。
自分では気づかなかったところに、相手が魅力を感じることもあるでしょう。
ここでは、相手の字の上手下手を評価するのではなく、
「この名前の、どんなところが好き?」
と聞いてみます。
好きな漢字。
好きな響き。
その名前から感じる印象。
名前を書きながらなら、いつもとは少し違う会話ができるかもしれません。
もちろん、夫婦でなくても大丈夫。
一人でじっくり試しても、家族と一緒に楽しんでもよい企画です。
⑤ 子どもが書く姿も、少し想像してみる
名前は、親が付けるものです。
でも、その名前を使っていくのは、子ども自身。
いつか自分の名前を覚えて、ひらがなで書いたり、漢字で書いたりする日が来るでしょう。
実際に書いてみると、
「この漢字は、書くのに少し練習が必要そうだね」
と感じることもあるかもしれません。
ただし、難しい漢字だから悪い名前、簡単な漢字だからよい名前、というわけではありません。
名前には、響きや意味、家族の思いなど、さまざまな大切なものがあります。
書きやすさは、その中の一つの視点です。
親が贈る名前を、いつか子ども自身が書く。
そんな未来を少し想像してみる時間にしてみましょう。
名前を付ける親の思いと、その名前を使っていく子どもの視点については、こちらの記事でも考えています。
最後に、一枚だけ残してみませんか?
名前を書き終えたら、気に入った一枚を残してみませんか。
候補の名前でも、まだ決めていない名前でも構いません。
その紙の端に、今日の日付と、一言だけ書いてみます。
「初めて二人で名前を書いた日」
「筆ペンで書いたら、思ったより難しかった」
「この響きが好きだと分かった」
そんな短い言葉で十分です。
写真に撮って残すのもいいでしょう。
あとから見返したとき、名前を考えていた頃の気持ちを思い出すきっかけになるかもしれません。
名前を決める時間も、贈り物の一部になる
赤ちゃんの名前を考える時間は、楽しいことばかりではないかもしれません。
迷うことも、意見が違うこともあるでしょう。
でも、名前を考えることが、いつも難しい話し合いである必要はありません。
たまには紙とペンを広げて、好きな名前を書いてみる。
筆ペンで書いた字を見て笑ったり、思いがけない発見をしたり。
そんな時間があってもいいと思います。
いつか子どもから、
「どうしてこの名前にしたの?」
と聞かれたとき。
名前に込めた思いだけでなく、
「お父さんとお母さんで、何度も名前を書いてみたんだよ」
そんな話ができるかもしれません。
もちろん、書いてみたからといって、名前が決まるとは限りません。
それでも、名前を考える時間が少し楽しくなったなら。
それも一つの発見です。
名前は、赤ちゃんへの最初の贈り物。
そして、その贈り物を選ぶまでの時間も、家族にとって大切な思い出になるかもしれません。
今日、紙とペンを取り出してみませんか?
名前のひろば|第1回「名前を、書いてみよう」
次回も、名前を考える時間が少し楽しくなるような、小さな体験をお届けしたいと思います。
実際に書き比べてみても、最後の二つから選べずに迷っている。そんなときは、こちらの記事も参考にしてみてください。


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