前回の記事で、
「そもそも、みんなはどうやって名前を決めているんだろう?」
という疑問が出てきました。
私自身が名前を決めたときは、画数の本を見ました。
まず画数の良い名前を探して、その中から候補をいくつか考え、最後は気に入った名前を選びました。
当時は、それがごく普通の決め方だと思っていました。
でも、これは数ある名付け方の一つです。
では実際には、みんな何を大切にして名前を決めているのでしょうか。
少し調べてみることにしました。
いちばん多かったのは「読み・音の響き」
「たまひよ」が2025年に行った名付けに関するアンケートでは、名前を決めるときに重視したものとして、
1位 読み・音の響き 68.2%
2位 漢字の持つ意味 51.3%
3位 画数 48.1%
という結果が出ています。
2024年も「読み・音の響き」が67.2%で1位でした。
毎日のように呼ぶ名前だからでしょうか。
まず「どんなふうに呼びたいか」から考える人が多いようです。
私にとって少し意外だったのは、画数を重視する人も48.1%いたことです。
私自身も画数の本から名前を考えましたが、今でも画数を気にしながら名前を考える人は、決して珍しくないようです。
一方で、漢字に込められた意味を大切にする人も半数を超えています。
響き。
漢字の意味。
画数。
どうやら、名前の入口は一つではなさそうです。
いろいろな決め方があると分かると、今度は「じゃあ、自分たちは何から考えればいいんだろう?」という疑問も出てきます。
一つの基準だけで決めるわけでもなさそう
さらに調べてみると、もう一つ気づいたことがありました。
名前は必ずしも、一つの基準だけで決めているわけではないようです。
たとえば、
読みを考える
↓
画数を見る
↓
条件に合う漢字を探す
という決め方。
逆に、使いたい漢字や込めたい意味から考えることもあります。
海外で暮らす可能性を考えて、発音やアルファベット表記まで考えた例もありました。
つまり、
響きはどうだろう?
漢字の意味は?
画数は?
読みやすい?
苗字と合わせたら?
いくつものことを行ったり来たりしながら、候補を探している人もいるようです。
ここで、最初に抱いていた疑問が少し変わってきました。
「みんな、どうやって名前を決めているんだろう?」
だけではなく、
「みんな、何を大切にしながら名前を選んでいるんだろう?」
という「?」です。
候補ができても、まだ決まらない?
そして、もう一つ面白い「?」を見つけました。
名前の候補ができれば、あとはその中から選ぶだけ。
最初はそんなふうにも思っていました。
ところが実際には、候補をいくつか作ったのに、そこから決められないという悩みもあります。
画数も考えた。
呼びやすさも考えた。
名前の由来も考えた。
苗字とのバランスも悪くない。
それでも、どちらも同じくらい気に入っていて決められない。
そんなこともあるようです。
これは少し意外でした。
条件が悪いから決められないのではなく、
どちらも良いから決められない。
名前を考えるときには、そんな「?」もあるのですね。
「付けたい名前」と条件がぶつかることもある
反対に、いくつかの条件がぶつかってしまうこともあります。
たとえば、
響きは好き。
でも画数が気になる。
あるいは、
画数は良い。
でも一番付けたい名前とは違う。
そんなとき、何を優先したらいいのでしょう。
これは、どちらが正しいという話ではないと思います。
画数を大切にしたい人もいるでしょう。
響きを一番大切にしたい人もいる。
使いたい漢字がある人もいれば、込めたい意味を大切にする人もいる。
だからこそ、
「自分たちは、何を大切にしたいんだろう?」
と、一度考えてみることも必要なのかもしれません。
響き、漢字、意味、画数……。大切にしたいことが増えていくほど、かえって決めにくくなることもあるのでしょうか。
名前を探す前に、考えてみたい「?」
今回調べ始めたときは、
「みんなが一番重視しているものが分かれば、名前の決め方も分かるのでは?」
と思っていました。
でも、どうやらそんなに単純ではなさそうです。
響きから始める人。
漢字から始める人。
画数から候補を探す人。
込めたい願いから考える人。
夫婦で候補を出し合う人。
そして、生まれてきた子の顔を見てから決める人。
いろいろな決め方があります。
そして、一つだけではなく、いくつもの条件を行ったり来たりしながら考えている人もいます。
そう考えると、最初から「正解の名前」を探すよりも、
「私たちは、この子の名前を考えるとき、何を大切にしたいんだろう?」
と考えてみるところから始めてもいいのかもしれません。
響きなのか。
意味なのか。
画数なのか。
読みやすさなのか。
あるいは、その全部なのか。
その「?」を考える時間も、きっと名前を考える時間の一部です。
そして、いろいろな「?」を巡った先で、
「この名前を、この子に贈りたい。」
と思える名前に出会えたら。
そんな名前に出会うまで、もう少し「?」を巡ってみたいと思います。


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