赤ちゃんの名前の候補が、いくつか見つかった。
ここから比べていけば、だんだん決めやすくなる。
そう思っていたのに、
意味を調べる。
響きを比べる。
漢字を見る。
名字と合わせてみる。
画数も気になる。
読みやすさも考える。
調べれば調べるほど、
「あれ? どれがいいのか、前より分からなくなってきた」
そんなこともあるかもしれません。
候補が足りないわけではない。
むしろ、候補も判断材料もある。
それなのに決められない。
そんなときは、比較する条件をさらに増やす前に、少し違うところから候補を眺めてみてもいいのかもしれません。
比べる材料を増やせば、決めやすくなる?
候補が二つ、三つと残っていると、
「もっと詳しく比較すれば決められるはず」
と思うことがあります。
そこで、
意味はどちらがいい?
響きは?
漢字は?
書きやすさは?
読みやすさは?
画数は?
と、一つずつ比べていく。
もちろん、確認しておきたいことを調べるのは大切です。
でも、比較する項目が増えると、
「Aは響きが好きだけど、Bは意味が好き」
「Cは読みやすいけど、Aの漢字も捨てがたい」
というように、それぞれの候補に違う良さが見えてくることもあります。
すると、比べるために増やした条件が、今度は迷う理由になってしまうことがあります。
「一番いい名前」を探し続けていない?
比較しているうちに、
すべての条件で一番いい名前
を探したくなることもあります。
でも、候補ごとに良いと思うところが違えば、単純な順位にはならないことがあります。
響きならA。
意味ならB。
書いた感じならC。
こうなると、新しい条件を加えるたびに順位が入れ替わります。
そこでまた調べる。
また比べる。
そして、さらに分からなくなる。
そんなときは、
「どの候補が一番優れている?」
という問いから、一度離れてみます。
「外すとしたら、何が惜しい?」と書いてみる
紙に、今残っている候補を書いてみます。
そして、それぞれの横に一つだけ、
「この候補を外すとしたら、何が惜しい?」
と書いてみます。
たとえば、
候補A
「呼んだときの響きが好きだから惜しい」
候補B
「この漢字に込めたいものがあるから惜しい」
候補C
「夫婦で最初にいいと思った名前だから惜しい」
立派な答えでなくても構いません。
「なんとなく一番好きだから」
でもいいと思います。
これは、候補を採点するためではありません。
自分がその候補の何を手放したくないと思っているのかを見るためです。
夫婦で別々に書いてみてもいい
夫婦で候補を考えているなら、それぞれ別の紙に書いてみるのも一つです。
同じ候補について、
「私は響きを手放したくない」
「僕は込めたい意味を手放したくない」
と違う答えが出るかもしれません。
逆に、違う候補を選んでいるのに、
「二人とも、呼んだときの感じを大切にしていた」
と分かることもあるかもしれません。
ここで、どちらが正しいかを決める必要はありません。
まずは、
候補そのものではなく、自分たちが候補の何を大切にしているのかを見る。
比較表だけでは見えなかったものが、少し見えてくるかもしれません。
調べて分かることと、自分たちで決めることを分ける
もちろん、調べた方がいいこともあります。
名前に使える漢字なのか。
読み方について確認したいことはないか。
漢字の意味について、自分たちの理解は合っているのか。
こうしたことは、必要なら確認していい。
でも、
その名前を自分たちがわが子に贈りたいか
まで、検索結果が決めてくれるわけではありません。
事実として確認したいことを調べ終えたら、もう一度、自分たちのところへ戻ってきます。
比較するためではなく、「なぜ残しているか」を見る
候補が最後まで残っているのには、何か理由があるのかもしれません。
何度候補を見直しても、この名前だけは外せない。
夫婦のどちらかが、ずっと気に入っている。
呼んでみると、やっぱり好きだと思う。
その理由をすぐに説明できないこともあります。
でも、
「なぜこの候補をまだ残しているんだろう?」
と考えてみると、自分たちが名前に求めているものが少し見えてくることがあります。
名前の候補を最後の2つまで絞ったのに決められなくなった場合は、**「赤ちゃんの名前、2つまで絞ったのに決められない。何に迷っている?」**でも、最後の二択について考えています。
最後は、「何を贈りたいのか」へ戻る
意味も大切。
響きも大切。
漢字も大切。
読みやすさも気になる。
それぞれを見ることに、間違いはありません。
でも、条件を比べ続けて迷子になってしまったときは、一度、
「この子に、名前を通して何を贈りたいんだろう?」
へ戻ってみます。
候補の点数を競わせるのではなく、
なぜ自分たちは、この名前を候補として大切に残しているのか。
そこを見る。
そして最後には、
「この名前を、この子に贈りたい。」
と家族自身が納得して決める。
比較することは、そのための材料の一つです。
比較そのものが、名前を決める目的ではありません。
今日、一つだけ書いてみる
候補を比べすぎて分からなくなっているなら、今日は新しい条件を増やさずに、今残っている候補だけを紙に書いてみます。
そして、それぞれに一言。
「この候補を外すとしたら、何が惜しい?」
書いたあと、もう一度候補を眺めてみる。
夫婦なら、お互いの答えを見せ合ってみる。
すぐに名前が一つに決まらなくても構いません。
「自分たちは、何を手放したくなくて迷っているんだろう?」
それが見えれば、ただ候補を比べ続けていたときよりも、一歩先へ進めるかもしれません。


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